味を作る

それぞれの本来の味と風味

熟成じゃがいも農家ではない。今でしか味わえないと思う時、村上農場の春夏秋冬の旬の味わいの野菜を楽しんで頂く農家です。
毎年、生まれてきた野菜たちは、遺伝子は一緒の種でもそれぞれ違う表情、性格を持っています。私たち人間と一緒です。
何よりも私たちが畑で共に土に触り、野菜たちの表情と成長、収穫後の成長の変化を観察することの気づきや厳しさを感じていく事が大切だと考えます。
「決して自己犠牲でないこと」大事なことは野菜たちと過ごすこと。テイスティングだけでは野菜たちの味わいの真実を知り、語る事は出来ません。
【味わうこと、味わっていただくことを常に楽しんでいく】私たち、知之、妻・有希との二人三脚での味づくりの基盤となっています。

私たちのじゃがいもの味は、畑で茎葉の命を全うさせて完熟後に収穫、さらに貯蔵・追熟を経て初めて仕上がります。
粉質でホクホクとした新じゃがが美味しいのは、じつは特定の品種のみ。多くの品種は新じゃが期に個性を発揮できません。
それぞれの品種を本当に美味しく食べるためには、品種に合った貯蔵・追熟をさせる事が大切です。
どの土で、どんな栽培を経たか。そして、どの様な貯蔵によって、どのような追熟を遂げるか。
こうした一つ一つの条件でじゃがいもの味は大きく変わります。ジャガイモの味は収穫後も作り育てるものなのです。

 
 

 

[じゃがいものお話]

栽培と熟成

美味しく食べる

品種と特性